エスペランサ ローハ

登録番号:【種苗法】第5429号 (1997. 3. 7登録 2002. 3. 8取消)



(1)来歴

 十勝農業協同組合連合会で、平成元年(1989)に北海道農試から入手したばれいしょ近縁種(品種不詳:本品種の形態からS.phurejaの可能性が高い)の自然結果種子より、翌年に実生個体を養成して「インカの星」を交配し、選抜、育成した花の美しい観賞用品種です。平成4年に育成を完了し、その翌年に種苗登録を出願、平成9年(1997)3月に種苗登録されました。エスペランサ(esperanza)はスペイン語で「希望」、ローハ(roja)は「赤」を意味します。

(2)特性

そう性はやや直立型、個重型・個数型の別は中間型、幼芽の色は赤紫、太さは中、茎の長さはやや長、太さはやや細、茎翼は直、茎色は緑で赤の斑点が入り、分枝数は多である。萌芽時の葉色は紫、葉色は緑、頂小葉の形はやや細、大きさは小、小葉の形はやや細、大きさはかなり小である。花の数はやや少、がくの色は帯赤、花の大きさは中、花冠の形は鈍角、花色は赤味紫(JHSカラーチャート8907)、葯の色は黄橙、葯群の形は正常、花柱の長短は高である。ふく枝の長さはごく短、いもの長短は長、形は倒卵形、皮色は赤で目周囲及ぴ斑紋に黄褐が入る、表皮の粒滑は中、目の数は中、深浅はやや深、肉色は黄で輪状に紫が入る。



関連Web

ジャガイモ品種「エスペランサ ローハ」 (ジャガイモ博物館



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