紫月
出願 |
出願番号 |
27124 |
出願年月日 |
2012/06/15 |
出願公表の年月日 |
2013/02/01 |
登録 |
登録番号 |
22695 |
登録年月日 |
2013/10/02 |
育成者権の存続期間 |
25年 |
育成権の消滅日 |
− |
品種登録者の名称及び住所 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
輸出する行為の制限 |
− |
生産する行為の制限 |
− |
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概要
「紫月」は、紫皮・淡黄肉色で目が浅く、外観品質が優れる。「男爵薯」で発生することがある中心空洞や褐色心腐などの生理障害の発生がほとんどなく、家庭菜園でも栽培し易い。煮くずれが少なく、調理後の変色も少ないため、煮物料理に適する。
特徴
- いもの形は球形で、表皮は紫、肉色は淡黄色で、目が浅い。
- 褐色心腐、中心空洞、二次生長などの生理障害が非常に少ない。
- 枯ちょう期や規格内いも重などは「男爵薯」並である。
- ジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有する。
- 調理後の黒変は「男爵薯」より少なく、肉質はやや粘質で、舌触りが滑らかで、食味は「男爵薯」並に優れる。
活用面・留意点
- 農産物直売所やホームセンターなどでは、カラフルポテトや赤皮など特徴のある品種が人気を集めており、定番品種以外のラインアップの充実を図る面から活用が期待される。
- 密植すると塊茎が小粒となるので、密植を避ける。
植物体の形態特性
幼芽の大きさは中、幼芽の形は球形、幼芽の基部のアントシアニン着色の強弱は強、幼芽の頂部の基部に対する大きさは中、幼芽の頂部の型は閉じる、幼芽の頂部のアントシアニン着色の強弱は強、幼芽の根端の数は中、植物体の草姿はやや直立、小葉の重なりは中間、複葉の緑色の濃淡は濃、第二側小葉の長幅比は中、植物体の草高は中、花の数は無又は極少、花冠の大きさは中、花冠内面のアントシアニン着色の強弱は弱、やくの色は淡黄、枯ちょう期はやや早、塊茎の形は円形、塊茎の目の数は少、塊茎の皮色は青、塊茎の目の基部の色は青、塊茎の表皮のネットは中、塊茎の肉色は淡黄、上いも重はやや軽、上いも数は中、上いもの平均重は中、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性は有である。
登録品種の育成をした者の氏名
田宮誠司 津田昌吾 小林晃 高田明子 向島信洋 森元幸 西中未央 浅野賢治 梅村芳樹 木村鉄也 百田洋二 串田篤彦 植原健人