キタムサシ
出願 |
出願番号 |
27125 |
出願年月日 |
2012/06/15 |
出願公表の年月日 |
2013/02/01 |
登録 |
登録番号 |
22696 |
登録年月日 |
2013/10/02 |
育成者権の存続期間 |
25年 |
育成権の消滅日 |
− |
品種登録者の名称及び住所 |
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
輸出する行為の制限 |
− |
生産する行為の制限 |
− |
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草姿 |
塊茎 |
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概要
「キタムサシ」は、疫病およびジャガイモシストセンチュウに対する複合抵抗性を有する。安定して高い収量性を示し、「男爵薯」より大玉の規格のいもを作りやすい。いもは卵形で目が浅いため、皮がむきやすく、肉色は白色である。煮くずれや調理後の黒変が少ないので水煮料理に適する。
特徴
- ジャガイモ疫病に対する圃場抵抗性を持ち、疫病の無防除栽培での収量低下が少なく、減農薬栽培や有機栽培が可能である。
- 枯ちょう期は中生で、「男爵薯」に比べて上いもの平均重が重く、収量性が優れる。
- 白肉色で目が浅く、煮崩れが少ないため、一般家庭で調理しやすく、業務用途でも加工しやすい。
- ジャガイモシストセンチュウおよび青枯病に対しても強い抵抗性を持ち、そうか病に対しても「男爵薯」や「メークイン」より発生が少なく、総合的に病虫害抵抗性に優れる。
活用面・留意点
- 疫病圃場抵抗性を持つことから、疫病が多発しやすい産地での普及が期待できる。
- 褐色心腐が発生しやすいので、適切な培土管理を行い、高温・乾燥条件を避けるとともに、多肥・疎植を避ける。
植物体の形態特性
幼芽の大きさは中、幼芽の形は球形、幼芽の基部のアントシアニン着色の強弱は中、幼芽の頂部の基部に対する大きさは中、幼芽の頂部の型は中間、幼芽の頂部のアントシアニン着色の強弱は弱、幼芽の根端の数は少、植物体の草姿は直立、小葉の重なりは中間、複葉の緑色の濃淡は中、第二側小葉の長幅比は中、植物体の草高は中、花の数は中、花冠の大きさは中、花冠内面のアントシアニン着色の強弱は弱、やくの色は黄、枯ちょう期は中、塊茎の形は卵形、塊茎の目の数は少、塊茎の皮色は淡ベージュ、塊茎の目の基部の色は白、塊茎の表皮のネットは無、塊茎の肉色は白、上いも重は重、上いも数は中、上いもの平均重はやや重、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性は有である。
登録品種の育成をした者の氏名
田宮誠司 津田昌吾 西中未央 浅野賢治 森元幸 小林晃 高田明子 向島信洋 高田憲和 百田洋二 串田篤彦 植原健人