あかね風

出願 出願番号 28822
出願年月日 2014/01/07
出願公表の年月日 2014/07/14
登録 登録番号 28224
登録年月日 2020/11/19
育成者権の存続期間 25年
育成権の消滅日
品種登録者の名称及び住所 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
輸出する行為の制限 有(指定国:無)
生産する行為の制限 無(指定地域:−)

塊茎
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概要

「あかね風」は赤皮黄肉で地上部もアントシアニン着色がある特徴的な外観であり、小規模栽培向けの新たな需要が見込まれ、ジャガイモシストセンチュウ、ジャガイモYウイルス(PVY)に抵抗性であるため病虫害の拡大を防ぐ効果が期待される。

特徴

  1. 「あかね風」は赤皮黄肉の「レッドムーン」を母、「スタールビー」を父とした交配から得られた品種である。
  2. 「あかね風」の上いも重は「男爵薯」、「スタールビー」よりも多収であり、上いも平均重も重いため、生食用の規格内収量でも多収である。でん粉価は「男爵薯」並で「スタールビー」よりもやや低い。
  3. ジャガイモシストセンチュウ抵抗性、PVY抵抗性を有しており、これらの病害虫の汚染源となる危険性が低い。
  4. 「あかね風」の皮色は「赤」、肉色は「明黄」、塊茎の形は「卵形」であり特徴のある外観をしている。また、花のアントシアニン着色程度が「強」で、茎や葉にもアントシアニンの着色がみられ。地上部も特徴のある外観をしている。

活用面・留意点

  1. 小規模生産向け品種として種いもの生産が見込まれる。
  2. 塊茎肥大が「男爵薯」より遅いため、早掘りすると低収となる場合があり、生育期間を確保する必要がある。

植物体の形態特性

幼芽の大きさは小、幼芽の形は球形、幼芽の基部のアントシアニン着色の強弱は強、幼芽の頂部の基部に対する大きさは中、幼芽の頂部の型は中間、幼芽の頂部のアントシアニン着色の強弱は弱、幼芽の根端の数は中、植物体の草姿はやや直立、小葉の重なりは中間、複葉の緑色の濃淡は濃、植物体の草高はやや高、花冠内面のアントシアニン着色の強弱は強、やくの色は黄、枯ちょう期は晩、塊茎の形は卵形、塊茎の皮色は赤、塊茎の表皮のネットは少、塊茎の肉色は明黄、上いも重はやや軽、上いも数は中、上いもの平均重はやや重である。

登録品種の育成をした者の氏名

田宮誠司 津田昌吾 森元幸 小林晃 高田明子 西中未央 浅野賢治 向島信洋




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