アイマサリ
出願 |
出願番号 |
32257 |
出願年月日 |
2017/06/26 |
出願公表の年月日 |
2017/09/25 |
登録 |
登録番号 |
28656 |
登録年月日 |
2021/09/28 |
育成者権の存続期間 |
25年 |
育成権の消滅日 |
− |
輸出する行為の制限 |
有(指定国:無) |
生産する行為の制限 |
− |
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全体 |
塊茎 |
塊茎(切断面) |
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概要
アイマサリは「ニシユタカ」と比べると、収量が多く、1個当たりの平均重量も重い。
食感に関係するでん粉価はニシユタカ並みだが、火の通りは「ニシユタカ」よりやや早いが、煮崩れしにくい。食味はよく、ポテトサラダに使用すると滑らかな食感と色合いが得られるため、高く評価されている。目が浅く、皮がツルンと滑らかで外観も優れている。
ジャガイモシストセンチュウとジャガイモYウイルスに対する抵抗性を持つことから、収量の向上や農薬費の削減効果に加え、環境にも配慮した減農薬栽培もでき、生産者の収益向上が期待できる品種である。
特徴
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幼芽の大きさは中、幼芽の形は球形、幼芽の基部のアントシアニン着色の強弱はやや弱、幼芽の頂部の基部に対する大きさは中、幼芽の頂部の型は中間、幼芽の頂部のアントシアニン着色の強弱は中、幼芽の根端の数は中、植物体の草姿はやや直立、小葉の重なりは中間、複葉の緑色の濃淡は中、第二側小葉の長幅比は中、植物体の草高は中、花の数は少、花冠の大きさはやや小、花冠内面のアントシアニン着色の強弱は弱、やくの色は黄、枯ちょう期は中、塊茎の形は短卵形、塊茎の目の数は極少、塊茎の皮色は淡ベージュ、塊茎の目の基部の色は黄、塊茎の表皮のネットは無又は極少、塊茎の肉色は明黄、上いも重はかなり重、上いも数はやや多、上いもの平均重は重である。
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出願品種「アイマサリ」は、対照品種「アイユタカ」と比較して、幼芽の頂部のアントシアニン着色の強弱が中であること、花の数が少であること、休眠期間が短であること等で区別性が認められる。
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対照品種「デジマ」と比較して、幼芽の形が球形であること、幼芽の頂部のアントシアニン着色の強弱が中であること、花冠内面のアントシアニン着色の強弱が弱であること等で区別性が認められる。対照品種「ニシユタカ」と比較して、複葉の緑色の濃淡が中であること、花冠内面のアントシアニン着色の強弱が弱であること、休眠期間が短であること等で区別性が認められる。
品種登録者の名称
長崎県
登録品種の育成をした者の氏名
坂本悠 茶谷正孝 松尾祐輝 龍美沙紀 草原典夫 森一幸 向島信洋 渡邊亘 田宮誠司 中尾敬