第一章 サツマイモが川越地方に来るまで

◆ コロンブスの贈り物
◆ フィリピンのサツマイモ
◆ 琉球王国の野國總管
◆ 薩摩藩のサツマイモ事情
◆ 長崎地方のサツマイモ
◆ 享保の大飢饉
◆ 江戸の甘藷先生
◆ 青木昆陽のサツマイモ試作
◆ 武蔵野台地の開拓
◆ 川越イモの元祖、吉田弥右衛門

第二章 江戸の焼きいも屋

◆ 焼きいも屋とサツマイモ問屋との関係
◆ 木戸番たちの冬の内職
◆ 焼きいも屋の道具と看板の移り変わり
◆ 川越の焼きいも屋
◆ 焼きいもが江戸っ子に受けたわけ

第三章 明治の東京の焼きいも屋

◆ 「川越いも」の全盛期
◆ サツマイモ裁判
◆ 山田いちのイモ「紅赤」
◆ 千葉県に入った「足立いも」

第四章 明治期の川越イモ

◆ 焼きいも屋の屋号
◆ 新河岸川の河岸問屋
◆ サツマイモ問屋「川小商店」の開店
◆ 川越名物「いもせんべい」の誕生

第五章 大正期の東京の焼きいも屋

◆ 第一次世界大戦による特需
◆ 中国から入った壷焼き
◆ 「大学いも」

第六章 太平洋戦争とサツマイモ

◆ ガソリンいも
◆ 西日本の「護国藷」
◆ いも電車

第七章 戦前の川越市民にとっての焼きいも

【一】 川越いも研究会編『川越いもの歴史』(一九八二(昭和五十七)年、蔵造り資料館)にある、「はじめの言葉」(川越総鎮守、氷川神社の山田勝利宮司)より。
【二】 石山 薫著『昭和も遠く』[ 私家版、一九八八(昭和六十三)年]
【三】川田登志子著『小江戸わたしのアングル』(一九八八年二月二十二日、川越朝日第五十九号)
【四】川越市幸町・宮岡家のお三時 [ 農山漁村文化協会編『日本の食生活全集 埼玉』一九九二(平成四)年]

第八章 終戦後の石焼きいも

◆ 石焼きいもの元祖
◆ 戦後の川越地方のサツマイモ畑

第九章 川越のいも掘り観光農園

◆ ふとしたことからの始まり
◆ 石油ショック

第十章 川越の市制施行六十周年祝賀行事

◆ 埼玉県で最初に「市」になったのは川越
◆ 福原公民館の活躍
◆ 「サツマイモの日」宣言

第十一章 川越のサツマイモ資料館

◆ 「いも膳」主人の発想
◆ サツマイモ資料館の内部

第十二章 サツマイモ資料館での聞き書き

◆ はじめに( 一九九二(平成四)年十月二十日)
◆ レプリカ( 一九九二(平成四)年四月九日)
◆ 鎌倉からのグループ( 一九九二(平成四)年五月六日)
◆ 紅小町様々( 一九九二(平成四)年六月二十九日)
◆ サツマイモ資料館の展示と運営をよくするにはどうしたらよいか ( 一九九二(平成四)年九月九日)
◆ 秩父のタイハク( 一九九二(平成四)年十二月四日)
◆ 三芳町上富のベニアカ( 一九九二(平成四)年十二月十日)
◆ 日中のサツマイモ交流( 一九九三(平成五)年四月四日)
◆ ガスがこわい( 一九九三(平成五)年七月十二日)
◆ 『週刊少国民』( 一九九五(平成七)年六月二日)
◆ いもの歌( 一九九五(平成七)年八月七日)
◆ 絵のある青果店( 一九九六(平成八)年五月六日)
◆ サツマイモとラッカセイ( 一九九六(平成八)年十二月十五日)
◆ サツマイモ再発見( 一九九七(平成九)年二月二十六日)
◆ 沖縄百号の松永高元氏(一九九八(平成十)年三月九日)
◆ 紅赤百年を祝う集い(一九九八(平成十)年九月十三日)
◆ 疎開者のいも畑(一九九九(平成十一)年七月十三日)
◆ 渥美清の好物( 一九九九(平成十一)年九月十日)
◆ 円盤(二〇〇〇(平成十二)年四月十九日)
◆ いもの蔓(二〇〇〇(平成十二)年六月十八日)
◆ 風化が怖い(二〇〇〇(平成十二)年七月十九日)
◆川越にサツマイモ料理の店ができたわけ(二〇〇一(平成十三)年三月二十三日)
◆ 川越いもの作り初め(二〇〇一(平成十三)年九月十二日)
◆ 『太白ものがたり』その後(二〇〇二(平成十四)年十一月一日)
◆ 沖縄百号の里帰りと台風(二〇〇五(平成十七)年七月二十五日)
◆ 「江ノ電」が「いも電」になった(二〇〇五(平成十七)年十二月九日)
◆ 男のいも好き(二〇〇六(平成十八)年七月十二日)
◆ 不思議ないもファン(二〇〇六(平成十八)年八月十日
◆ いもの買い出し(二〇〇六(平成十八)年八月十一日)
◆ 食料難の頃の写真(二〇〇六(平成十八)年八月十七日)
◆ 一本も買えなかったサツマイモ(二〇〇七(平成十九)年一月八日)
◆ 天ぷらなら紅赤(二〇〇七(平成十九)年二月一日)
◆白米病の江戸煩と焼き芋 (二〇〇七(平成十九)年六月四日)
◆大名の家族も食べていた焼き芋(二〇〇七(平成十九)年六月十四日)
◆ 川越の姉妹都市、オータンのサツマイモ(二〇〇七(平成十九)年十二月二十五日)

第十三章 川越市民にとってのサツマイモ感覚の変化

◆ 消えた悪口
◆ 出前授業
◆ 川越市立博物館の第四十五回企画展「川越とサツマイモ」