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(1)来歴
「九系70
」と「ベニオトメ」の組合せにより独立行政法人農業技術研究機構九州沖縄農業研究センターで育成されたもので、平成13年に命名登録された。蒸切干加工適性に優れた品種である。
(2)形態的特性
(3)生態的特性
上いも重は、「高系14号」より20%(育成地)高く、多収である。
(4)病害虫抵抗性
サツマイモネコブセンチュウに「強」、ミナミネグサレセンチュウに「中」、黒斑病に「中〜やや弱」である。貯蔵性は、「やや易」である。
(5)栽培上の注意
(6)用途
加工食品用。蒸切干の糖化は「タマユタカ」と同程度、加工適性は繊維が少なく、剥きやすく、色上がりが良いことなどから「タマユタカ」より総合的に優れる。蒸しいもの食味は「やや上」で「高系14号」より優れ、蒸しいもの肉色は黄色が濃くペーストの加工用にも適する。